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就職合宿の現場から・2017年末−追い風と二極分化
 明けましておめでとうございます。
 本年も当コラムにお付き合いの程、よろしくお願いいたします。
 皆々様にとって今年も良い年でありますこと、祈念しております。

 さて、昨年末、年の瀬も押し詰まった中、吉例の大学生向け就職合宿を運営
してきた。10回を超える回数を経てきたが、経済や景気動向に大きく左右され
る就職状況、当然、現在は多くの学生に強いフォローの風が吹いている。

 それは就活を既に開始している(といっても表向きインターンシップ、業界
研究セミナー等)学生にはびしびしと肌に感じるに違いない。
 合宿参加組で、既に企業と濃淡はあれ接している学生には企業側が至れり尽
くせりではないが、囲い込みを意識したアプローチがわかるのでいい気分にな
れているようだ。

 反面、追い風という「空気」にのんびりしてしまい、チャンスは山ほどある
のに行動に移せていない学生は、その「空気」の実感がない。

 そんな二極分化した雰囲気が合宿全体を覆っていた。そして、実際の内定結
果も不思議なもので同じように二極分化する。
 多少の妥協やこだわりを捨てれば内定ゲットは難しくない時代である。一社
は取れる。但し、取り組み姿勢の違う学生には複数内定組が圧倒的に多い。企
業にも意欲的な学生には好印象、高い評価を示す。だから内定に…そこに好循
環が自然に生まれる。

 さて、建前とはいえ、本格的な就活開始は2ヶ月後、3月1日からである。


             (2018/01/15 人材開発メールニュース第957号掲載)


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