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2016年新卒社員は『ドローン型』、来年の期待は「○○」型?
 半月も経つと、今年の新入社員が入ってくる。各社とも苦労に苦労を重ねて
確保した貴重な若手、戦力であり、大切に育てたい。

 ところで、毎年、その年の新卒の特徴を何かに例えて公表している「公益財
団法人 日本生産性本部」の2016新卒社員のタイプは『ドローン型』であった
のが記憶に新しい。

 特徴をかいつまんで書くと、
 「厳しい環境の中でも目標をクリアすることができる」…強い風(就活日程
や経済状況などの目まぐるしい変化)にあおられたが、なんとか自律飛行を保
ち、目標地点に着地(希望の内定を確保)できた者が多い。
 「上司や配属環境に大きく左右される」…使用者(上司や先輩)の操縦ミス
や使用法の誤りによって、機体の損傷や紛失(早期離職)の恐れがある。
 「長時間労働には向かない」…多くのものは充電式なので、長時間の酷使に
は耐えない。
 「労働環境のルールが必要」…夜間飛行の禁止や目視できる範囲で操縦しな
ければならないルールもあるため、当然のことながらルールを守った運用や一
定の技量(ワークライフバランスへの配慮や適性の見極め)も要求される。

 さて、いかがであろうか。なるほどなあ、と感じる人も多いだろうし、ちと
違うと思う人もいるだろう。いずれにしても、少々丁寧に扱う必要は十分に感
じるタイプである。まして、購入価格(採用経費)は決して安くない。

 さて、2017年のタイプは…さすが、「トランプ型」はないであろうが、来た
れ「大谷翔平型」を期待したい。


             (2017/03/20 人材開発メールニュース第917号掲載)


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