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それぞれの暑い夏の戦い
 いよいよ夏の甲子園・高校野球が始まる。
 最も8月1日採用選考開始の就活生、企業の採用担当者にとっても山場を迎え
るが。

 高校野球地方大会の出場校は3906校、昨年度よりも11校少なく、12年連続で
減少になったという。少子化、そして高校の統廃合、加えてサッカー人気での
競技者の移動…。
 因みに、高校サッカー全国大会の地方予選参加校は昨年度4175校、既に逆転
している。

 地区予選出場校、最多は愛知県の189校、最少は鳥取の25校、代表枠1つに対
する1票の格差は7.56倍、憲法違反ではないか。

 ところで、私は毎朝、この季節になると新聞の地方予選(全国)の結果を見
るのが楽しみである。それは得失点差の大きさを見たいからである。20年近く
前、ある県の予選で32-0という結果を見て勝者・敗者ともにその試合をどうい
う気持ちで戦っていたのか、興味が沸いたからである。

 過去の記録を紐解くと、98年に青森県で122-0・7回コールドという記録が最
大差である。初回に39点入っている。5回コールドでは、2011年兵庫県大会で
71-0という記録が残っている。50点差以上の試合も過去15試合近くあるが、す
べて負けた方が0点と思いきや、87年に岩手県で53-1という試合がある。その1
点に興味がそそられる。

 甲子園大会そのものの得失点差は、夏は29-7、春は27-4だそうだ。
 そして今年も暑い夏の戦いが始まる。就活生にも、企業の採用担当者にも。



             (2015/08/03 人材開発メールニュース第837号掲載)


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