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冬の戦い・2014年
 冬季オリンピックも佳境に入る時期、私もオリンピックには足元も及ばない
が、冬の戦いに挑んできた。毎年恒例の大学生相手の模擬面接合宿である。

 戦いは毎度のエンドレス、ご存じのように今年の就活は2月であれば、解禁
して三ヶ月目、4月1日からの選考開始を目前にしての会社説明会への参加、事
前(予備)選考の真っ只中である。その中で、時間をやり繰りして参加してく
る学生も偉いなあ、なんて思うが、実際にそのように感じる学生は半分、出遅
れ、エントリーで落ちまくり、そんな行く先のない学生が半分いる。

 その中には、就活をどのようにしていいかわからない、更には、一度も会っ
たことのない学生(つまり、私の就職講座を履修しておらず、合宿でなんとか
しようと慌てて参加してきた)学生がいる。この辺になると、一から説明をし
ないとわからないので、模擬面接以前の戦いに突入していく。既にこの時点で、
先行する学生と大きな開きが出ているのだが、志望動機を言わせると、エント
リーもしていないのに、平気で大手企業の名前を出す。それで内定が取れるな
ら、私の授業も合宿も要らないのだが、それすらわからない。トホホ…が続く。

 それでも「就職に強い私立・文系」の上位常連校として、私、就職課職員、
就活アドバイザーの先輩たちの個別指導の奮闘は続く。

             (2014/02/17 人材開発メールニュース第765号掲載)


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