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コラム掲載を継続する中で
 当コラムも随分と長くお付き合いいただいているが、実は私はもう一つ別の
サイトで月一回、A4サイズ丸々1枚分のコラムを書いている。

 その連載シリーズが先月で100回を迎えた。某就職情報会社の求職者専用サ
イトの1コーナーを担当させていただき、少子化と高齢社会がワークスタイル
にどのように影響するのか、とのように環境変化に対応して働いていけばいい
のかを“勝手”な視線で書いている。

 この連載は100回を迎えたが、同じ会社のコラムに、別のシリーズを2年程度
続けていたので、約12年あまり月1回を続けてきたのであるから、その継続力、
ネタ発掘力、納期厳守力等、さまざまなことを乗り越えてきた力に、我ながら
大したもの?と思う。

 さて、その12年だが、当然のことながらリーマンショックもあり、毎年変わ
る総理大臣、そして自民党から民主党へ政権交代、東日本大震災、そして自民
党一強時代に突入…と紆余曲折、右往左往、天変地異、円高−円安、株高−株
安とまさに激動といってよく、時代についていくだけでも必死だった。

 しかし、少子化、高齢社会の波に大きな変化はなく、中高年の人を守ろうと
すれば若年労働者にしわ寄せが来て、正社員の雇用を守ると非正規雇用の人た
ちが割を食う、草食男子が増えるにつれて肉食女子が増殖する、介護・福祉に
求人が増えても担い手が維持できない…そんなアンバランスばかりが目立つ10
年ともいえる。

 さて、これまでの100回は良しとして、「これからの100回」に挑むつもりだ
が、果たして主宰者が許してくれるだろうか。それも心配だが、自分のネタが
続くのか、それが最も心配事である。

             (2013/10/21 人材開発メールニュース第749号掲載)


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