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節電を楽しもう!
 スーパークールビズも9月末で終了。
 節電の夏をいかに過ごされたでしょうか。計画停電に怯え、さまざまな節電
対策に悪戦していた夏も終わり、既に世の中の関心はウォームビズに移行する
秋になってしまった。

 今年の夏は、本当にスーツを着用しない夏であった。30年近く、スーツ着用
ビジネスマン生活を送ってきたが、今年は異例の夏でもあった。
 7月中旬から9月末まで担当した研修でのスーツ着用は一回、開始と終了の挨
拶の場面程度、ノーネクタイの講師(私です)と、受講生との間で若干の違和
感、不慣れ感があった(私自身は「間が抜け感」)が、節電と過ごしやすさ優
先でと割り切るとこんな夏もいいなあと思ってしまう。お陰様で、この夏スー
ツを一着購入の計画は先延ばしし、その点でも家計は大助かりであった。

 助かったといえば、私生活でも節電最優先、東京電力からの電気使用明細を
見ると、8月は昨年比43%、9月40%電気使用量が減っていた。家族全員でその
快挙を喜んだ。もちろん、電気代は半減、これも快哉である。

 昨年ほどの酷暑ではなかったこと、多くの家庭で取り組んでいる節電対策を
我が家でも実施して乗り切ったが、さほど暑さを感じずに過ごせたことあり、
逆に、昨年までいかに電気、とりわけエアコンに頼っていたかがわかる。

 特に、西日を避けるために壁に這わしたゴーヤが効果的で、日差しを防いで
くれたことと、大きなゴーヤが50本ほど収穫でき近所に配る、喜ばれる、3日
に一回は食べる、おかずが一品増える、長寿を支えるパワーフードを食す、夏
を乗り切れる…といった一石○鳥にもなる節電以外の副次的効果もうまれて、
さまざまな不便さも楽しさに転嫁できた夏でもあった。

 これからウォームビズ、節電の冬がやってくる。多くの知恵と工夫が生まれ
てくることだと思う。病院や交通機関、企業の生産活動など本当に必要なとこ
ろへの電気の安定供給を最優先し、我々庶民は「節電を楽しもう」ではないか。


             (2011/10/03 人材開発メールニュース第648号掲載)


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