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採用の進め方・行動を聴く
 今年も新卒採用のお手伝いを担当させていただきました。景気は回復基調に
あるものの採用に関しては、まだ慎重な企業が多いようです。

 少し前のコラムにも書いておりましたが、新卒採用をお手伝いするにあたり、
人事・採用部門だけではなく、できるだけたくさんの方々に関わっていただく
ことをお薦めしてます。
 他部門の方々が説明会や選考会に参加することで、学生に対してより現場の
雰囲気を伝えることができ、入社後のミスマッチを減らすことが可能になりま
す。さらに効果が期待できるのは、参加した社員の育成につながるという点で
す。採用に参加することで、自社で必要とされる人材について考えるきっかけ
になるため、自社の方針や考え方、状況等を確認できる場となります。

 しかしその一方で、面接など選考プロセスにたくさんの方々に参加していた
だくためには、評価のバラつきを抑えることに注力する必要があります。バラ
つきを抑える方法は色々ありますが、面接においては、できるだけ「行動」に
焦点を当てることに取り組んでいます。

 特に新卒採用の場合、「応募動機」や「自己PR」などを聞くケースが多いた
め、どちらかと言えば「意思・意欲」に関する質問が多くなる傾向があります。
 勿論「意思・意欲」は大切なことですが、その「意思・意欲」を確認するた
めにもどのような「行動」をとったかを丁寧にヒアリングすることが必要です。

 「意思・意欲」を持ち、「行動」したことが、「結果(成果)」につながっ
ていると考えられます。「意思・意欲」をどう実現しようとしたか?プロセス
を確認するためにも、「行動」を丁寧にヒアリングする必要があります。

 「言っていること」をしっかり聞きながら「やってること」を拾い上げるよ
うな姿勢が必要です。採用の場面だけではありませんが、「言ってること」と
「やってることが」が、どうリンクしているかを確認することは、大事なこと
だと言えます。

=追伸=
 
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 ヒューマナイズの吉次です。いつも愛読いただきありがとうございます。
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             (2010/08/09 人材開発メールニュース第592号掲載)
                          humanize:吉次 潤


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