Back Number 採用の進め方・行動を聴く 今年も新卒採用のお手伝いを担当させていただきました。景気は回復基調に あるものの採用に関しては、まだ慎重な企業が多いようです。 少し前のコラムにも書いておりましたが、新卒採用をお手伝いするにあたり、 人事・採用部門だけではなく、できるだけたくさんの方々に関わっていただく ことをお薦めしてます。 他部門の方々が説明会や選考会に参加することで、学生に対してより現場の 雰囲気を伝えることができ、入社後のミスマッチを減らすことが可能になりま す。さらに効果が期待できるのは、参加した社員の育成につながるという点で す。採用に参加することで、自社で必要とされる人材について考えるきっかけ になるため、自社の方針や考え方、状況等を確認できる場となります。 しかしその一方で、面接など選考プロセスにたくさんの方々に参加していた だくためには、評価のバラつきを抑えることに注力する必要があります。バラ つきを抑える方法は色々ありますが、面接においては、できるだけ「行動」に 焦点を当てることに取り組んでいます。 特に新卒採用の場合、「応募動機」や「自己PR」などを聞くケースが多いた め、どちらかと言えば「意思・意欲」に関する質問が多くなる傾向があります。 勿論「意思・意欲」は大切なことですが、その「意思・意欲」を確認するた めにもどのような「行動」をとったかを丁寧にヒアリングすることが必要です。 「意思・意欲」を持ち、「行動」したことが、「結果(成果)」につながっ ていると考えられます。「意思・意欲」をどう実現しようとしたか?プロセス を確認するためにも、「行動」を丁寧にヒアリングする必要があります。 「言っていること」をしっかり聞きながら「やってること」を拾い上げるよ うな姿勢が必要です。採用の場面だけではありませんが、「言ってること」と 「やってることが」が、どうリンクしているかを確認することは、大事なこと だと言えます。 =追伸= ●Twitter始めました → http://twitter.com/junyoshitsugu ヒューマナイズの吉次です。いつも愛読いただきありがとうございます。 「人材開発ネット★情報BOX」の公式ページではありませんが、 Twitterを始めました。皆さまからの情報もお待ちしてます。 (2010/08/09 人材開発メールニュース第592号掲載) humanize:吉次 潤 Go to Back Number Index Go to Top Page |