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様々な記念日
 1月11日、2月22日はそれぞれ何の日でしょうか?
 答えは簡単、前者はワンワンワンで犬の日、後者はニャンニャンニャンで猫
の日である。

 ところで、毎月9,19,29日、12月10日、1月31日は何の日でしょう。おわかり
の方は“記念日通”の称号を与えたい。
 ちなみに、1月30日付の読売新聞によれば、毎月9,19,29日は洋菓子メーカー
「モンテール」社の設定した“クレープの日”、12月10日は「ファミリーレス
トラン・ガスト」が設定した“ごめんねの日”、1月31日は、日本愛妻家協会
が設定した1を「あい」、31を「さい」と読ませた“愛妻の日”だそうである。

 その記事には、不景気の中、「記念日」をもうけて需要を喚起しようという
企業が増えていると書いてあった。そして、記念日を登録する「日本記念日協
会」によると、昨年一年間で約70件の記念日が登録されたという。細かな説明
(どれもかなり無理強いが多いので)は省くが、1月18日は「リフォームルネ
ッサンスの日」、3月4日は「バームクーヘンの日」、3月14日「最中の日」、
7月15日「ホッピーの日」、10月19日「いか塩辛の日」となる。

 記念日の設定も驚いたが、日本記念日協会(www.kinenbi.gr.jp)、日本愛
妻家協会という団体があることに驚く。ちなみに、日本恐妻家協会はあるのだ
ろうか。愛妻家協会は無理でも、恐妻家協会は入る資格がありそうだ。

 以前、“孫の日”(毎年10月第3日曜日、日本百貨店協会設定)があること
に驚くと共に、商魂のたくましさに感嘆したことがあった(その百貨店も衰退
の一途だ)。父の日、母の日、子どもの日、敬老の日、夫婦の日…その延長線
上であってもいいかなとは思う。ところで「おじいさんの日」はあるかと調べ
てみると、何と!存在する。2月2日(無理矢理、じいじと読む)である。幸い
にも「おばあさんの日」は見つからなかった。

 いずれにしても、商品・製品の需要喚起、認知度向上を狙って数多くの「記
念日」が今後も生まれてくるのだろう。そのうち、「記念日検定」なるものも
生まれたりして。 

 私は、以前、仕事の関係で目からウロコの記念日がある。11月18日“土木の
日”(土を分解すると十と一、18を分解すると十と八)。センスもいいし、覚
えやすいし、これなら許せるのではないか。  


             (2010/03/08 人材開発メールニュース第571号掲載)


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