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楽しい仕事・面白い仕事
 先日、若手の社会人の方々が集まって、「どんな仕事が理想か?」というデ
ィスカッションをしていました。感覚的ですが、「楽しい仕事をしたい」「面
白い仕事をしたい」という意見が多かったようです。「楽しい」と「面白い」
何となく似ている感じを受けますが、それぞれが目指したい仕事はかなり違っ
ている印象を受けました。

 少しイメージしてもらうために、下記の4つに分けると、
  A.楽しくて、面白い仕事
  B.楽しいけど、面白くない仕事
  C.楽しくないけど、面白い仕事
  D.楽しくない、面白くない仕事
 恐らく、Aが一番良く、Dは避けたいと思われるのが普通?だと思いますが、
BとCについては、意見が分かれるようです。

 言葉に対する印象・語感は、個人差がありますが、私の印象は下記の通りで
す(※あくまで個人的なイメージです。)。
 楽しい〜ルンルン、みんなでニコニコ(集団的)、心地よいこと、楽なこと。
 面白い〜ワクワク、楽しいより主観的(個人的)、興味深いこと。

 現在のように環境が悪い時には、懸命に働いても、売上や利益につながらず、
虚しさや暗さが漂っている現場もあるようです。そこで、職場を明るくしたい
と言う話題も多い訳ですが、楽しさを求めるか?面白さを求めるのか?いずれ
かによってアプローチは異なります。折角、明るくしようと思っても、意識が
異なると、なかなか成果が上がらず、さらに悪循環に陥る…そんなこともある
ようです。

 ちなみに私個人としては、楽しい仕事よりも面白い仕事をしたいと考えてい
ます。ややこしい感じですが、面白い仕事をすると楽しく感じると言った方が
適切かもしれません。「楽しいから面白いのか」「面白いから楽しいのか」考
え方は様々ですが、どちらを優先しているかを知ると、マネジメントも進めや
すくなります。

 できれば、特に若手の方には、楽しさよりも面白さを追求して欲しいと思い
ますが…皆さんの周りではいかがですか?


             (2010/03/01 人材開発メールニュース第570号掲載)
                          humanize:吉次 潤


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