Back Number 情報は発信した者に戻ってくる 「情報は発信した者に戻ってくる」…格言めいた言葉で、本当にこのような 言葉が存在するのかわからないが、20数年前、新卒の折、直属の上司に酒席で いわれたこの言葉が耳の奥底に残り、自分の人生銘になっているほどの存在感 のある言葉である。 それを実践するかのように、持っている情報は機会があれば、例え拙い表現 でも惜しみなく自ら周囲に披瀝することを心がけている。確かに情報を提供す るとレスポンスが必ずあって、自分の持っている情報に相手がいろいろと付加 してくれたり、もっと詳しい情報、別の視点の情報などを教えてくれるから不 思議である。 そんなこともあり、独立してからも情報発信を心がけている。皆さんのお手 元に月2回届くこのコラム、私独自に運営している学生向けWeb「バーチャル・ 就職自発塾」(※1)で月2回コラム更新、株式会社クリエイト主宰「みんなの 就職相談室」(※2)の巻頭コラムで月1本、また、自らが主宰する「ほぼ日刊! 再就職・転職成功支援・指南ブログ」(※3)で本当に土日を除くほぼ毎日情 報を発信し続けている。 空っぽ頭のうえにボキャブラリーが不足し、ネタはそうそう湧き出てくるわ けでもないが、何とか書き続けている。せっかくこれは!と思った話材を発見 しても、いざ書こうと思うとたいしたものには感じなくなって結局書かずじま いのことも多い。思いついたこと、新聞記事などを見ていいと思ったネタは、 必ずポストイットにメモしておくのだが、月4-50枚のポストイットから1-2本 の原稿が書ければいい方である。 さて、私もそうだが、ネット全盛時代は情報収集の手軽さはもちろんだが、 ネット上への情報発信も気軽にできる時代になった。自分でHPを創る、掲示板 に書き込みをする、用意されたフォーマットを使えばホームページ的ブログが 簡単に無料で出来上がる(そこからアフィリエイトでお金も稼げるのだ)。 また、コミュニティ型のSNSもあるし、携帯でならブロフでいつでもどこで も「カキコ」である。映像を発信したければユーチューブ、ニコニコ動画もあ る。すべて特別なことはする必要もなく、自分の情報発信メディアであるとい っても過言ではない。何か知識や情報をネット上の不特定多数にオープンにす るだけでなく、自分という情報を発信することができる時代なのかもしれない。 ※1 バーチャル・就職自発塾 → http://www.hrd-net.com/syusyoku/ ※2 みんなの就職相談室 → http://blog.livedoor.jp/create4/ ※3 ほぼ日刊!再就職・転職成功支援・指南ブログ → http://blog.goo.ne.jp/hitoyume8118/ (2009/07/06 人材開発メールニュース第538号掲載) Go to Back Number Index Go to Top Page |