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人材開発メールニュース第50号発刊にあたって
 人材開発メールニュースをご愛読いただき誠にありがとうございます。おか
げさまで、今回で50回目の配信を迎えることができました。そこで今回は、
50号配信を記念して?ホームページ「人材開発ネット★情報BOX」(以下:
人材開発情報BOX)やホームページを開設してからの当社(有限会社ワイズ
プロジェクト)のことについて、今更ですがご紹介させていただきます。

 ●現状のご報告...
 昨年8月にスタートしました人材開発メールニュース創刊号の読者数は210部。
 1年という年月を経て、今回の配信部数は1385部(まぐまぐ:1353部、
Pubzine:32部)になりました。ホームページ人材開発情報BOXのア
クセス数は、現在ではコンスタントに100PV/日、今年の4月以降は毎月
月間3000アクセス(PV)以上を獲得しております。読者数やアクセス数が多
いか少ないかにつきましては、何を基準に比較するかにもよりますので、私自
身判断できません。個人的には健闘しているとは思いますが...

 ●何故、作ったの?
 私の個人的なことになりますが、私は大学卒業後7年間、人材開発、育成サー
ビスを提供する教育機関に勤務し、最後の3年間は九州地区のエリアマネジャー
として様々な企業の人材開発、育成のお手伝いをさせていただきました。独立
後4年が経過しましたが、当時から人材開発、育成に関する情報格差の存在が
気になっていました。大企業−中小企業における企業間の情報格差、中央−地
方における地域間の情報格差ということです。

 当たり前のことですが、教育投資額が大きい大企業であれば、必然的に様々
な教育機関から情報が集まってきます。逆に中小企業で新たな人材開発、育成
を行う場合、一から情報を探すということも珍しくありません。また同様に地
域間においても、地方に行けばいくほど情報が少なく、非常に限られた情報の
中で人材開発、育成を行っているのが現状です。人材開発における情報格差は、
そのまま教育投資格差→人材格差→企業の競争力格差につながっているように
思えます。そこで、インターネットを利用した情報提供を行うことで、情報格
差を解消したいと言うのが目的の一つです。

 また多くの企業において経営課題として人材育成が取り上げられながらも、
景気の低迷と共に教育予算の減少するケースが数多く存在するのも事実です。
このことは経営側のニーズを満たす、人材開発、育成施策が実施されていない
ことを如実に表しています。経営側のニーズに応えていくためには、更なる専
門性が必要になります。従って教育機関側もサービスを提供するまでに、今ま
で以上の企画力と裏付けされた情報提供が必要になるはずです。また、グロー
バルな競争環境の中で日本企業が成長していくためには、国内の人材開発、育
成サービスの市場拡大や産業全体としてのサービスレベルを上げて行かなけれ
ばなりません。インターネット上で教育機関に情報を提供する場を作ることで、
より多くの事業機会の創出を図り、人材開発、育成サービスという産業全体の
底上げに、少しでも役立てればというのが私の願いです。

 ●儲かってるの?
 インターネットによる「人材開発情報BOX」は、情報を出す側、見る側も
ほとんど無料中心で実施していますので、儲かる以前に赤字です。私自身、きっ
かけづくりと考えていますので、今後も人材開発情報BOXが収益の大きな柱
となることは、ほぼ無いでしょう?しかし、ホームページやメールニュースを
運営することで、私自身また当社としては、この一年間で新たな変化を経験す
ることができました。

 いくつかの例を紹介しますと
 1)教育機関のホームページやコンテンツの制作、運営管理を行う
 2)九州に営業拠点を持たない教育機関の営業代行を行う
 3)教育機関の営業部門のコンサルティングやトレーニングを行う
 4)九州地区以外の企業から社員教育の依頼を受ける
 5)例外として、地域情報ホームページ運営のプロジェクトに参加する

 いずれも、ホームページを開設する前までは、存在しなかった仕事です。自
ら情報発信することで仕事の幅が増えていくことを実感できる一年でした。そ
して何よりも大きかったのが、インターネットを通じて様々な方々と情報を交
換することができるようになったことです。企業からの人材開発、育成に関す
る相談や企画書依頼も毎月1,2本ですがコンスタントにネット上から入って
くるようになりました。また東京、大阪の教育機関の方や講師の方など、ネッ
ト上での情報交換だけでなく、直接お話しする機会も増えました。前述の「教
育機関の方々に新たな事業機会を」、その恩恵を誰よりも受けることができた
のは、私自身だと思います。

 ●これから...
 2年目と言っても基本的なスタンスは同じです。
当社は「人材開発、育成に関する情報商社」です。今後も人材開発、育成を行
う企業(顧客)の購買代理人として、様々な教育機関のサービスや情報を紹介
します。先程も書きましたが、経営側の人材開発のニーズが多様化、専門化す
るにつれ、ひとつの教育機関やひとつのプログラムだけでは、対応できないこ
とが増えてきています。複数の教育機関やプログラムをコーディネートして顧
客の課題解決にあたる機会もさらに増えると予測しています。

 また、ホームページ、メールニュースでは、皆様方のご意見と私の思いつき
により、今後も新たなコンテンツ開発を行っていく予定です。ご期待下さい。
 ほとんど個人的な話になってしまいましたが、最近は上記内容に関する質問
も増えてきましたので、この機会に掲載いたしました。また、読者のみなさん
のご意見・ご感想・ご質問がいただければ幸いです。今後ともよろしくお願い
いたします。

 有限会社 ワイズプロジェクト 代表:吉次 潤(よしつぐ じゅん)


             (1999/08/02 人材開発メールニュース第50号掲載)
                         WISEPROJECT:吉次 潤


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